英語教育学習研究所（English Language Learning Institute/ ELLI） は、2025年8月21日、東京にて一般社団法人（Ippan Shadan Hojin）として設立されました。これは、情熱ある教育者たちが「新しく、独立し、未来志向の組織をつくろう」と決意した転機から始まりました。

ELLI は、エリー、テレサ、マリフェ、マリズ、サンパギータ、レオネルの6名の教育者のビジョンから生まれました。設立前、私たちは別の教育者団体で役員を務め、革新的で変革的な教育方法を推進し続けてきました。伝統的な手法も有用ではありますが、学習者を十分に惹きつけたり、グローバル社会に必要な実践的スキルを育成したりする点では不十分であると考えていました。そのため、ワークショップの開催、ICTを活用した学習ツールの導入、教育者同士が実践を共有できる協働コミュニティの育成などに取り組んできました。

こうした経験から多くを学びましたが、同時に「さらに革新と協働が広がる余地」があることも明らかになりました。そこから「新しい場」を築く決意が生まれたのです――先進的な理念が伸び伸びと発展し、専門能力開発が単なる義務ではなく「継続的な発見の旅」となるような共同体を。

設立当初から、ELLIは 公平性（Equity）・生涯学習（Lifelong Learning）・誠実さ（Integrity）・卓越性（Excellence） という中核的価値に導かれ、常に英語教育の革新にコミットしてきました。柔軟で研究に基づき、国際的に結びつくプログラムを構築し、異文化協働を重視しながら、時代のニーズに応える取り組みを進めています。

ELLIはまだ若い組織ですが、それは「しなやかさ」と「新たな出発」の象徴でもあります。その歴史は過去の繰り返しではなく、新しい前進の道を切り開くもの――変化し続ける教育環境の中で、教師と学習者が共に成長し、繁栄できる未来を目指しています。「英語教育学習研究所」という名称自体に、研究・研修・革新の拠点となる強い意志が込められています。ここは教師が新しい技術を学ぶだけでなく、自らの教室で変革を起こす主体へとインスパイアされる場所なのです。

ELLIの設立の物語は、共通の目的の力を物語っています。それは、6人の教育者が教えることへの情熱に突き動かされ、日本の英語教育を「一つの教室から」変えていこうと立ち上げた、新しい組織の物語なのです。